【映画レビュー】グランド・イリュージョン【Netflix 10】

【ネタばれなし・感想・あらすじ】

　あらすじ

　路上でマジックをしていた4人（一人はちゃんとステージにいた）が何かの組織っぽいものに怪しいカードで呼び出しくらうところから始まります。路上でやるにしては技術が高い。とくにメンタリストの人。暗示をかけて眠くさせたり意識を落としたり金縛りにさせたり、浮気相手を当てたりするとか、4人の中で一番現実離れしてる。そのほか3人は普通に腕の良いマジシャンとスリ。

　1年後、4人はラスベガスでマジックショーをします。そこでリアルタイムで遠く離れたパリの銀行の金庫から大金を盗み出すマジックをします。そんで会場にばらまく。おかげで4人は観客にも民衆にもFBIにもインターポールにも大人気になりました。

　どうにか4人を逮捕して次の犯罪を阻止して面子を保ちたいFBI。警察の追跡・捜査を巧みにかわしながら「マジックショー」を敢行していく目的不明のマジシャン集団。さらには、マジシャンのマジックのトリックを明かして大金を稼ぐ怪しい男（モーガンフリーマン）まで登場して、すごい勢いでちゃっちゃかストーリーが出発進行！！

感想

　勢いがあって話がトントン拍子に進んでいくし、マジシャンが超かっこよくマジックをする場面もワクワクするしで飽きることなく観ることができる映画です。

重要な働きをする登場人物が少ないしキャラ被りみた目被りしていないから覚えやすくてストーリーが把握しやすいので、作業しながらでも楽しめます。

　しかしあれですね。フランス人女性のインターポール捜査官の存在が最後の最後まで意味不明でした。なんのためにいたんですかね。恋愛要素を入れなければならないというハリウッドの決まりを守るために入れたのでしょうか。なんかキスしてたけど、完全に不要なシーンでした。いつの間に二人は惹かれあっていたのでしょうか。そして、お互いのどこに惚れる要素があったのでしょうか。謎です。そのほかは完璧に面白かったのに余計でした。

　マジックのトリック明かしで収入を得ている男役のモーガンフリーマン。彼もよかった。モーガンフリーマンがでてくるだけでなんか大作感が出ますね。いい感じに何か重要なことを知ってるぞ、俺はすごいぞ、感を出してくれます。戸惑ったり絶望したりするモーガンフリーマンはあんまり観たことがなかったので新鮮でした！

　あとは、メンタリストオヤジの実力がすごすぎる。眠らせる、動けなくする、声を出せなくする、記憶を喪失させる、浮気相手を当てる、キーワードをきくとバイオリンを弾いてるつもりにさせる、アメフトよろしくタックルさせる、などやりたい放題。たぶん彼が劇中で一番の魔法使いだよ。マジで。こんなんできる人いないって。はげ頭にハットが良く似合っていた。

　最初から最後まで何が起こるのかワクワクしっぱなしでした！

後味の悪さは一切なしで爽快感抜群。

Bru-rayもほしくなっちゃうね。

オススメ度☆☆☆☆☆★