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【映画レビュー】クワイエットプレイスの感想と考察【映画館1】

【ネタバレなし感想とあらすじ】

 話題のクワイエットプレイス観てきました。

あれは何映画っていうんですかね。

ホラー?サスペンス?アクション?怪物?

 とりあえず面白かったです。

 あらすじは

 音を立てると何かが襲ってくる。その何かによって人類が滅亡した地球で生き残った家族がいた。彼らは声を出さず、手話で会話している。音を出さないように細心の注意を払って生活していた。そして、妻は子を身ごもっていた。

ってな感じです。

 もう絶体絶命ですね! 地球人類は滅びて荒廃してますし。

子どもが生まれる?! 出産の痛みのときに叫ばない母親がいるというのか。

赤ちゃんは産声あげる。大変だ! どうやって乗り切ろう。

 家族愛にほろりと涙がこぼれそうになる一作。

 ビックリ映画ですが、くるだろうというところで「何か」が登場するので、そこまでびっくりはしません。しかし、「何か」が多少はグロいです。

 オススメ度☆☆☆☆★★★

 

 

 

 

【思い出して・あらすじ 感想・考察付き】

 冒頭は荒廃した街から始まり、一家は警戒しつつも雑貨屋で薬を探している。

長男が熱を出しているので薬を探しにきたようだ。ちなみにみんな裸足。

あちこちに「何か」が襲ってくる、それは音に反応する、という新聞が貼られていたり、行方不明者を探すポスターが貼られている。おそらく初期の頃に「何か」に襲われた犠牲者たちだと思う。以下「何か」を怪物と称する。

 人類が怪物の脅威に曝されてから行方不明者を探してポスターを何枚も重ねたり、考察して新聞を発行する余裕があったようなので、最初は少数の怪物が出現して徐々に繁殖したのだろうか。

 雑貨屋で親が薬を探して飲ませている間、2歳の次男が床に絵を描いたり、棚からロケットのおもちゃを取り出したりして遊んでいる。それを見守っているのが長女。

次男は棚からとったロケットのおもちゃを持ち帰ろうとするが、音が出るかもしれないおもちゃは持って帰れない、と父が電池を抜いて置いていくように説得した。

 先に父と母と病気の長男が出ていくと、落ち込んでいる次男に長女が電池を抜いて音が出なくなったロケットのおもちゃを渡して内緒だよ、と伝えて店を出る。

次男は服の中にロケットを隠し、店を出る際に抜かれた電池をとった。

 足音がしないように砂が敷かれた道を一列になって歩く一家。つり橋に差し掛かったところで、次男がロケットに電池を入れて遊び始める。ピヨーンピコピコ的な音が鳴る。

 びっくりして振り返る父と母。長女はその父母の様子を見て後ろを振り返る。長女は実は耳が聞こえない(重度の難聴か?)。父は抱えていた長男を降ろし、急いで次男のもとへ走る。次男は気にすることなくロケットで遊ぶ。

 息をのむ瞬間。父親が次男に到達するまえに、怪物が次男をとらえた。一瞬のことだった。

とかいって助かるだろーとかのんきに構えてたらあっさりやられてしまったのでちょっとびっくりした。この事件が長男を除く一家に深い心の傷を残す。

父は間に合わなかったことを悔やみ、母は両手が空いている自分が次男を抱いて歩けばよかったし、長女は自分がロケットを与えたから死んでしまったんだとそれぞれ後悔している。とくに長女は自分のせいで次男が死んで、父母から恨まれていると思い込んでいる。

 それから何年か経った頃。

 家の周りは広大なトウモロコシ畑になってるし、夜はずっと明かりがついている。

父がトウモロコシのサイロ?か何かの上で火を焚くと、他にも点々と火が灯っている。

意外と生き残りがいるみたいだ。

 地面に埋め込んだかまどから、焼いた魚を出して夕食準備。動物性たんぱく質は魚からしかとれなさそうだ。鳴く動物はあらかた狩られてしまって絶滅しているだろうから、たぶん生き残ってるのはあんまり鳴かない系の生物。うさぎとかねずみとかかな。

母が長女に父を呼んできて、というと若干拒否る長女。その時はなんでそんな反応するのかわからなかったけど、後にしてみれば、父に嫌われてる、と思い込んでるから気まずいんだろう。

 一家でごはん。何を食べてるのかは謎。とりあえずみんな手づかみで食べてた。食器は音がでるからダメなんだろうね。器も葉っぱだったし。

 夕食後は家族団らんタイム。長女と長男はフェルトで作ったような人生ゲームで遊んでいる。なるほど。娯楽にも事欠いているわけだ。

人生ゲームに熱くなって、手を伸ばした瞬間、あっなんて感じでカンテラが倒れて

「ガチャン」

なんて音をたてて毛布が燃えだした。慌てて父が飛んできて毛布ではたいて火を消す。

おびえて周囲を見渡す一家。怪物が来るかもしれない。

屋根がガタガタいってびっくり。きたか? いや、ネズミだった!

セーフ。安心したー。

 なんて思ってたら道を歩いてたネズミがビタンとつぶされたとさ。

 ちなみにこの時、お母さんは妊娠中。

 また、パパンはもともとすんでたアメリカンな住宅の地下で、長女の耳につける補聴器を試作しながら、たくさんの無線機をつかっていろんな国の短波放送にSOSを送っているが、一度も反応が返ってきたことはない。

 

 それからまた何日もした頃。母は臨月になっていた。

 長男は父にサバイバル術を習うことになっていたけど、長男はごねる。

長女は行きたいというが、父は拒む。きっと嫌われているからだと長女はすねる。

新しい試作品の補聴器ももらってつけてみたが、やっぱりなにも聞こえない。

悲しみに暮れて、時々行ってる次男の墓(つり橋のとこ)に家出。

 その間、長男と父は河原で魚とり。近くに滝があって常に轟音を立てているので多少の音を立てても大丈夫。魚とりが終わった後、滝の裏で久々に声を出して親子の会話。

そこで長男が、長女に愛してるって言って、という。

 一方そのころ、母は洗濯したり洗濯物を干したりと大忙し。地下にある洗濯室から、大袋に入れた洗濯物を引きずってのぼるとき、段の板から釘が出てて引っ掛かる。

釘の先端が上向きで出てて、それに母は気づかず、むりやり洗濯物を引っ張って上がってしまう。もはや大事な時に踏み抜く伏線でしかない。

 父と長男が家へ帰る途中「KEEP(近づくな)」と書かれた家の前を通った。

 そして、道の脇には腹から血を流している老婆と棒立ちの老爺がいた。

たぶん、生きることに絶望した老爺が老婆(妻)を殺したと思う。そんで、叫び声をあげた。平たく言うと無理心中。運悪く巻き込まれてしまった。急いでその場を離れて大木の影に隠れる二人。なんとか無事。

 洗濯物を干した後、元の家の二階にある次男の部屋にいって後悔に苛まれていた。気がついたら夜になっていた。しかも陣痛がきて破水。苦しみながらも地下室へ行き、釘を踏み抜いて叫び声をあげてしまう。

やばいぜ、やつらくるぜ。

 なんとか足を引き抜いて、地下室にある畑の電灯の色を切り替えるスイッチを押す。

畑の電灯がオレンジから赤へ。おそらく家にいない時に陣痛開始を伝えるサイン。頭いい。

 それからキッチンタイマーをセットして部屋の隅に隠れる。

 怪物がやってきて家を荒らしながら地下室にくる。もうすこしでみつかる、というところでキッチンタイマーが鳴って怪物の気がそれた瞬間に地下室を脱出してバスルームへ逃げ込む。なんでバスルームが二階にあるんやろか。

 長男はあらかじめセットしてあった打ち上げ花火をあげる。

 その爆音にまぎれて母は叫び声をあげて出産。父が駆け付ける。

 なんとか防音しておいた新居の地下に二人を逃げ込ませる。

 赤ん坊には酸素マスクを着けて防音の箱にいれて蓋を閉める。作業中は1階部分で怪物が大暴れ。

「子どもを守れない親なんて親とはいえない」

とか母がいって父を子どもたちを探してこいと送りだす。

 怪物がどっかいったことを確認して子どもを探しに行く父親。

水道管大破してすげー大量に水漏れてるけど、気にしてる余裕ない!

 そのころ子どもたちは合流してサイロの上で火を焚いてみた。

でも、油が足りなくて火がつかない。周りの山々にも火はない。

 もしかして、周りに生きてた人たち全滅しちゃったかな?

 そのころ母は大ピンチ。ふっと起きると地下室が水に沈んで、赤ちゃん箱の蓋が取れて赤ちゃん露出。いつ泣き出してもおかしくない上に、怪物イン!

赤ちゃんを救出して、地下室に急ごしらえされた滝に隠れてばれないように祈る。

すごい聴覚を誇る怪物も流水音で位置特定ができないらしい。

 ちょうどそのころ、サイロのふたがはずれて子どもが落下。とうもろこしの海に沈む子どもたち。その音で、母を脅かしていた怪物が地下室を出て、子どもたちがなんとか助かったところに怪物乱入。でも、長女の補聴器が怪物の聴覚に干渉して怪物苦しんで飛び出す。

 父と子どもたちが合流。

 その様子を元の自宅の地下室の監視モニターで確認する母。

 でも、まだ怪物の脅威は去っていない。トウモロコシ畑の端にあるトラックに逃げ込むように父が指示。父は残って武器を構える。トラックにすっかり隠れてから父が来てないことに気づく子どもたち。

 父が怪物に一発喰らわされたのを見て、長男、ついに叫ぶ「ダードっ」。長女は慌てて長男の乗ってるところに移動して長男をかばう。怪物がトラックに向かう。ガタンガタンとトラックを襲う。

 父が立ち上がる。父と目が合う長女。

 父は手話で「お前を愛している。ずっとずっと愛している」と伝える。父と長女、和解の瞬間である。父がやっと愛を伝えて、長女はずっと嫌われていると思ってきたのは誤解だったとやっとさとる。

 その瞬間に父が叫び声を上げる。怪物が父に向かった瞬間に、長男がトラックを動かして家に向かう。

 地下室で母と子の再会。でも、まだ怪物はいる!!

 赤ちゃんを長男に託し、やってくる怪物にたいしてショットガンを構える母。

母は強し。赤ちゃんよ、どうか泣かないでくれ。

 長女はマイクとアンプをつかって補聴器の拾う音を拡声して怪物に浴びせる。

聴覚が鋭すぎるがゆえに怪物は苦しんで倒れる。母がショットガンでトドメを刺す。

 よっしゃ。弱点発見。

 でもやばいね。監視カメラの映像には、ショットガンの音をききつけて急行する怪物たちの姿がいっぱい。受けて立つわ、とでもいうようにガシャとショットガンを構えて終幕。

 

【感想】

 まず、第四子だったってことが幸いして出産が順調だった奇跡。

いやでもそもそも作るなよ!

結構すごい聴覚みたいだから、たぶん同じ部屋にいたら呼吸音とか心臓の音が聞こえるんじゃないの? よく同じ部屋にいて助かったね。

怪物は目の前の獲物よりもより大きな音に反応するみたい。知能はそこまで高くない。

 滝の音でやつらがこなくなるなら、そもそも滝の近くに家を建てればいいし、なんなら滝の裏をみんなで掘ればええんとちゃう? ナイアガラの滝の裏とか大勢ひとが住んでそう。

 カラスが生きてることからして飛ぶことができないみたい。あと、陸生生物だから肺呼吸だろう。ということは、海上なら生き残れるはず。

食料調達をどうにかできれば、船の上で生きられるはず。世界の海軍はなにしてたんやろうか。

 そもそもアイツらなんなんや。

 宇宙人の侵略兵器かな。もしくは異次元から現れた怪物。何食べて生きてるのかよくわからない。殺戮はするけど捕食っぽくないし。でも、歯が肉食系なんだよね。

肉食にしては生態系荒らしすぎてる。殺しすぎて食べるものがなくなるだろうし。

 はっきりいって謎。

 きっとこの映画が売れたら続編作られるから、そっちに期待かな。