泡沫アフィブログby牛乳うまい

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旅日記〜イタリア旅行編〜⑧ヴェネツィア1日目  空港からホテルまで

 旅日記も⑧にしてやっと旅行先に着いた。

初めての海外旅行だったからちょっとテンションを上げて書き過ぎたようだ。

お陰で前回の記事を書いてから続きを書き始める気になれなかった。

 ヴェネツィアマルコ・ポーロ空港に着いた。

着いて早々入国審査は、ユーロ圏、アジア、アフリカなどなど地域別に窓口が分けられていたと思う。

私はイタリア語で「新婚旅行です」という単語を練習しながら窓口に行ったが、適当にパスポートを確認されて、渡航目的を訊かれることなく通過してしまった。

 早めに通過したのは良かったが、荷物の受け取りに時間がかかった。

荷物受け取り場になかなか荷物が到着しなかった。帰りのときにも結構待たされたからそういうものらしい。

待っている間に夫にイモトのWi-Fiの電源を入れて通信環境を整えてもらった。

しばらく、ここからバスで行くかタクシーで行くか考えていた。

 バスも結構出ててチケットも買えるようだがちょっと言語と荷物に不安があるし、なによりそこらへんを乗り越える努力が面倒だ。

なのでタクシーでホテルへ向かうことにした。

 ちないに、荷物が届くまでに結構待った。

荷物が出てくるベルトコンベアーは楕円形になっていて、中央の排出口からスーツケースが出てくるようだ。

排出口はベルトコンベアーの高さから2mか3mくらいの位置にあって、滑り落とす傾斜が結構きつい。

ちょっとだけ、もし自分の荷物が届かなかったらどうしようとか心配していた。

しかし、そんな不安は荷物が出始めてからふっとんだ。

 荷物はかなり高い位置から急傾斜を滑り落ちてくる。

ある荷物はベルトコンベアーに落ちた衝撃でバウンドした。転がって落ちそうになるものもある。

誰もそれをそろえることはしないから、一周回ってきたスーツケースの上にドカッと落ちることもあった。

あまりの荷物の扱いの雑さに笑いがとまらなかった。

 とりあえず、荷物受取ロビーから出ようとして一回出口を間違えて別の出国ロビーに行こうとしてしまった。

無事に出ると、天井の方にタクシーとかの案内版が出ている。その矢印に従って歩いていった。

タクシーカウンターみたいなところには緩い感じの人がいて、なんて話しかけていいかわからなかった。

同じところに日本人の男女が同じくタクシーについて検討しているようだった。

 ちょっと声をかけて、目的地が一緒だったら同じタクシーに乗って行こうかと思ったけど、ちょっと人見知りが発動して声をかけることができなかった。

 とりあえず、タクシーっぽいところに出ていった。

タクシーというよりは、黒い高級車が並んでいるロータリーっぽいところに出た。

どこから乗ればいいのかわからずにキョロキョロしながら道路を横切って行ったら、ティアドロップグラサンをして革ジャンを着込んだイカツイ(でも細身)なイタリア人が声をかけてきた。

「チャオ!タクシー?」

どうやらタクシーの客引きのようだった。

とりあえず身なりは良さそうだし、まあここら辺はタクシー乗り場だし、ほかのタクシーに乗るにはどうしたらいいかよくわからなかったので、ほいほいついていくことにした。

ちなみに、この時夫は割と怖かったらしい。

声をかけてくるタクシーはぼったくりが多くて危ないことも多いと彼は知っていたからだ。

そんなことを知らない私はほいほいついて行ってタクシーについてビビった。

 日本ではあまり見ないタイプの黒塗り黒い革張りのピッカピカのタクシーだった。

何人も一度に乗れるような大きめのタイプでスーツケース2個は悠々と置ける。そのうえ、ベンツ!

まあ、当たり前だが海外だから左ハンドル。

 これを目の当たりにして私は若干料金を心配し始めた。

タクシーが走りだしたらGoogle マップを起動して目的地ヴェネツィア・メストレ駅へのルートを検索し、オススメルート通りに進んでいるかを確認した。

ちなみにこのGoogle マップオススメルートもなかなかに信用できないことがある。それは後々わかってくる。

 タクシーがルートに沿って走り出すとちょっと安心した。

次に気になってくるのは料金である。

 さっそくこちらもGoogle翻訳で料金はいくらかを尋ねるイタリア語を出してきいてみる。

向こうは少々英語が使えるようで、英語で返してくる。

詳しいやり取りは覚えていないが、ヴェネツィアマルコ・ポーロ空港からメストレ駅までの料金は法律で決められているらしい。

そんで、個人タクシーはその法定料金に従って運用しているのだ。

「ウーバータクシー?」

とか言ってきたのだけ覚えている。だから、安心しろとのことだと思う。

調べてみるとそれでも、法定料金を知らない客からはぼったくるようだが、自ら法定料金の話をしてくるぐらいだから、良い人に当たったようだ。

ラッキー!

ちなみに、実際に払った料金が本当に法定料金だったかどうかは調べていない。

 ピカピカのタクシーの中からみる外国の風景にちょっと楽しくなった私は、もっとタクシー運転手に話しかけてみようと思った。

そこで取り出したのが、イモトのWi-Fiについてきたポケトークである。

ポケトークに向かって

「キレイなタクシーですね」

というと、ポケトークが翻訳して勝手に喋り出す。

この際、そこそこ大きな声で言わないと感知してくれないから若干恥ずかしい。

どうやら通じたようで、タクシー運転手は笑っていた。

運転しながらなのに、ポケトークの操作方法を教えるとポケトークに向かって何やら喋る。

ポケトークが翻訳するには

「あなたは私のキレイなタクシーが好きです」

私はこのとき、ポケトークの翻訳性能に疑いをもった。

 この後も若干使おうとしたけど、どうも使い勝手が悪く一旦ポケトークは閉まって窓の外を眺めることにした。

 

 駅近くに着くと、料金を支払う。特に荷下ろし料を請求されることなく荷物を下ろしてもらってにこやかに別れを告げてタクシーは去って行った。

とにかく、飛行機から駅までは移動完了だ。

 次はこの場からホテルまで行く方法だ。

 ここで登場するのがまたもGoogle マップである。今後もGoogle マップさんには何度となくお世話になる。

 Google マップに、ホテルの場所を打ち込んで現在位置からのルートを割り出す。

どうやらまっすぐ行ける道はなさそうで、回り道しかないようだ。

しかも、その回り道は線路のしたを通る地下道だった。

 ルートに沿って地下道に入ると、日本ではあんまりない危険な香りのする地下道で、薄暗くて人があまり通らない。

道は一応道路と歩道で分かれてて歩道は広く取られている。

でもなんか糞尿のにおいが充満している。

 この道本当にあってるの?!大丈夫?!

と不安になったが、夫もいることだしとりあえず大丈夫だ。通り過ぎればいい。と言い聞かせて進む。

ときどき自転車に乗った地元民らしき人が通る。

この道が結構長かった。5分くらいは歩いていたと思う。

 一番緊張感が高まったのはホームレスの脇を通り過ぎるときだ。

長いボサボサの金髪の痩せた人が壁にもたれて座り込んでいた。その周りには若干の荷物。

私はその人を女性だと思ったけどそれ以上見ないようにして通り過ぎた。

しかし、夫はちょっと見たらしく、男性で、お薬を注射していたという。第一のカルチャーショックである。

 そんな緊張感のある道を示されてちょっとGoogle マップに不信感を抱いたが、命も荷物も取られることなく地下道を抜けることができた。

その後は信号を守ってホテルに到着。

 ちょっとチェックイン時間には早かったので少し近くで時間を潰したあとチェックインすることにした。

ここで第二のカルチャーショック。ホテルマンがにこりともしない!

イタリア旅行の注意に接客は基本的に塩対応と書いてあったから知ってたけど、実際されるとちょっとショックを受けてしまった。

というより、笑顔とか相槌がないから、自分が今言ったことが受け付けられているのかどうかもわからない状況だった。

 入って「ブォンジョルノー」とか言ってもなんか聞こえるか聞こえないかぐらいの声で返事が返ってきた感じだし、その後も手元の作業をしていてここで待ってていいのかもよくわからない状態だった。

とりあえずちょっと待ってみると、作業が終わったのか手が止まって、改めて「ボンジョールノ」と挨拶された。

そこから予約のバウチャーやパスポートを提示して部屋のカードキーを受け取って無事に入室することができた。

 部屋はベッドが2つある部屋でそこそこの広さ。ベッドに向かって左側に鏡台があり、正面が窓、右手にテレビとクローゼット、それからバスルーム。

バスルームは安定のユニットバス。入って左側にむき出しの便座、その隣になぞの設置物。ネットで検索した結果、多分、足を洗うか足湯にするか、それとも洗濯物をするところか、というところ。入って右側には洗面所、奥に浴槽だった。浴槽にはカーテンはなくて、半分くらいガラス板になっていてそっちがわにシャワーがあった。

そのガラスは固定化と思いきや動くのでちょっとびっくりした。

 兎に角宿に無事に着くことができたので一安心。手荷物を整理してさっそくヴェネツィア本島に出かけることにした。

旅日記〜イタリア旅行編〜⑦飛行機

 さて、初めての海外旅行での飛行機。

客室乗務員に迎えられて入ってみると、まずは見せつけられるように広めの席をとるビジネスクラスの人々の横を通過させられた。

その後、数多あるエコノミークラスに通されてチケットを見せると席を案内された。

狭い狭いと言われていたが、高速バスの席よりは快適そうだった。

奥には他人のお姉さんが座っており、自分の席にはいろいろなアメニティが詰められた袋が置いてあった。

前の席のネットのところには機内食のメニューが書かれた紙があったが、日本語対応はしていなかった。

 席に着いたら早速巣篭もりセットを展開した。

腰枕を設置して首枕を巻き、頭にアイマスクを引っ掛ける。

化粧水を顔に吹いて馴染ませた後、馬油で閉じ込める。それから濡れマスクをして静かにした。

とりあえず、現地時間に合わせて寝ようと思ったので、隣で配偶者がすやすやと眠っていたが私は現地時間の夜まで待って眠った。

 ときどき機内食とおやつやコーヒー水が運ばれてきた。

機内食は3種類から選べたが、選択を誤ると炭水化物のメインに炭水化物のサラダ、炭水化物であるパン、炭水化物であるデザートになってしまうから、よく考えて選ばなければならない。

例:ポテトグラタン、クロワッサン、マカロニサラダ、ゼリーなど。

 どうか頼む。食器を金属にしてくれたのは嬉しいが、栄養をとらせてください。

 

 映画を観ようと思って持参したイヤホンを挿すところを探すが暗いし見つからない。

仕方なくアメニティのヘッドホンを使用した。意外と調整次第で頭と耳にはフィットするが、耳に密着しておらず遮音性がない。

機内にはエンジンの轟音が絶えず響いている。密閉していないヘッドホンではそこそこ音量を上げなければ聴こえない。

字幕があるから聴き取れなくても内容はわかるが、やはりちゃんと楽しみたい。

次に乗るときには絶対差し込み口をみつけてやる。

 映画は割と良いところを押さえていると思った。サマーウォーズがあったのが印象的だったが、とりあえず行き帰りで「アリー スター誕生」「アラジン2019」「グレートギャッツビー」の3タイトルを観た。

あとはフライトマップを眺めて今いる場所を確認したり、意外とゲームも充実していて面白かったのでそれをプレイしたりしていた。

 次に飛行機に乗るときにはフットマンを用意したいと思う。

 

 ドーハでの乗り換え時間は約2時間。

これは飛行機が遅れたら若干アウトな感じの時間だが、今回は幸運にも遅れずに到着してスムーズに乗り換えができた。

空港内は電車で移動する。かなり大きな空港だった。

飛行機の向こうに見えた砂漠が印象的。

 電光掲示板には行き先と航空機の番号、ヴェネツィア行きの案内が出てくるのだが、一定間隔で着いたり消えたりするため、じーっと見守っていないと確認できない。

同じツアーで申し込んだと思しき日本人客と、お互いに指を指して確認しあい、なんとか搭乗口にたどり着いた。

 

 ドーハからヴェネツィアに行く飛行機はグッと小さくなって、2列、3列、2列の小型だった。

乗っている時間は羽田⇄ドーハほど長くはないが5時間ある。

ここでは予め既刊全巻を購入しておいた漫画「チェーザレ」を読破することにした。

チェーザレ」はルネサンス期のイタリア、特にピサを中心とした歴史漫画で、フィレンツェが出てくるので必須と思ったのだ。

10年以上前、高校生のころからの愛読書であるがそのすべては実家に置いてあるので読むのは久しぶりだった。

それを読んでピサに思いを馳せつつ作中に出てきた地図とるるぶの地図を重ね合わせたりしながら5時間を過ごした。

あっという間に過ぎてギリギリで読み終えることができた。

この時にはフィレンツェ入り1日目にピサに行くことを考えていた。

Google マップで調べてみると、早ければ1時間弱で着くようだし、往復2時間、12時30分にフィレンツェを出たとしてもツアー待ち合わせ時間の18時50分までの間に4時間強はピサ観光の時間が取れるはずだ!

 それはさておき、まずはヴェネツィア

 そわそわしながら時を過ごした。

旅日記〜イタリア旅行編〜⑥羽田空港

 いつまでたっても現地につかない旅日記もいよいよ旅立ちの日を迎えました。

それより一週間前から大きな懸念が発生していました。それは史上類をみない規模の台風。

そう、私の出発日は2019年10月11日金曜日の深夜12時05分。正確にいえば10月12日であるが、一応11日出発ということになっている。

その日は一週間前にかなり大きな勢力の台風が沖縄の南の海上に発生してゆっくりと沖縄を通って北上していた。

 一週間前から毎日朝昼晩、仕事中もときどき天気予報と台風の進路予想を確認して、カタール航空の超使いづらいホームページを確認していた。

カタール航空は沈黙していた。飛ぶとも飛ばないとも言わない。ただ、同じ飛行機に乗る人たちには動きがあった。

 それは予約可能な座席の位置でわかった。

 2週間前、飛行機で彼と隣になれなかったらどうしようかと思っていろいろ調べていたが、どうやらカタール航空は事前に座席を指定できることがわかった。

やり方を調べていざ指定しようとすると、だいたいの席が埋まっていて行きの飛行機で並び席を選ぶことはできなくなっていた。

車椅子席とやらを選べば並び席にできるが、車椅子の人が乗りたいと言ったら強制排除されそうな名称だと思ったので避けたかった。

この時は仕方なく前後で近くになれるところを予約しておいたのだ。

 しかし、4日前になって台風の週末東京直撃が確定したころに座席表を確認すると結構空きが出ていたのだ。

実際には台風のせいかはわからないがこれは僥倖である。

 私は嬉々として窓側3列、廊下側2席を予約した。トイレに行きやすいように廊下側を指定した。

羽田⇄ドーハの他にも、ドーハ⇄ヴェネツィア、ローマ⇄ドーハ、ドーハ⇄羽田を予約した。

ドーハ⇄イタリアは飛行機が小さいからか2列席があったのでそこを予約した。

ドーハから帰りの飛行機は行きよりも空席が多い。行きは廊下側を試したので帰りは窓側2列を予約して外が見えるようにした。

 そういう動きから、同じ飛行機に乗る乗客にも動揺が広がっていることはわかった。

出発の前日から当日にかけて、続々と日本航空ANAのホームページでは欠航情報や台風による被害への注意喚起が載せられていた。

しかし、カタール航空Twitterも台風については沈黙していた。安くてもこういうときに不安になるのはちょっといただけないな、と思う。

さすがカタール航空。日本の台風とそれに動揺する日本国民には興味がないようだ。

 私たち夫婦はこの旅行にかなり金をかけているので、大事をとって予めキャンセルすることなど考えなかった。

当日は羽田に行くのみ。

 私は当日は午後半休をとって準備に勤しんだ。帰りにスーパーに寄ってお茶を買い込んだ。

イタリアに持ち込む麦茶・緑茶と、イタリアから帰ってきた夜もしくは翌朝に飲むための炭酸水とお茶である。

帰国後用のお茶は海外旅行強い勢の同僚のアドバイスによるもので、実際役に立った。

病院で薬をもらったついでにいったので、スーパーは巣鴨西友にいったが、台風への備えの買い出しをする人でごった返していて、売り場はわりと空になっていた。

かなり重い荷物を背負って必死で家に帰り、最後の荷物を詰めた。

そして、イタリアで着るためにクリーニングに染み抜きに出していたニットを受け取って、シミが落ちていないことに落胆しながらも詰めた。

すっかり準備万端になったころに夫が定時帰宅し、シャワーを浴びたあと急かして急かして出発した。

 品川で乗り換えして着いた羽田空港国際線第一ターミナルは広かった。

そのうえすごい人出だった。羽田にしては普通の人出だったのかもしれないが、台風が接近して次々と飛行機の欠航が決まっている状態だったから、もっと人がいないものだと思っていた。

この人出は私を安心させた。

 既にカタール航空のチェックインカウンターには長蛇の列ができていた。

チェックインの受付はまだ開始されていなかったので、とりあえず腹ごしらえをしようとなんかジャパン感が出ている一帯へ向かった。

和食が立ち並ぶ一角につるとんたんがあって、列もそこそこだったので並んだ。

うどんなら回転も早かろうと思ったのだ。

 列に並んで周りを見回すとお土産物を売っている洒落た店があった。

荷物を夫に任せてそれらを見て回ることにした。

私にはここにきてまだ買いたいものが残っていた。

サンクスカードである。

 日本的なカードに感謝の言葉と枕銭を置いておくとウケがよいと聞いたことがあるので、ちょうど良いカードを探していたのだ。

はたしてそれはあった。羽田空港のITOYAに和風の模様が印刷された縦横3〜4cmぐらいの正方形のカードとミニ封筒が売られていたのだ。

それを買おうか迷ってうろちょろしていると、同じようにうろちょろしていた外国人になんとなく声をかけられた。

彼はサンプル品のパラパラ漫画が印刷されたメモ帳をめくって見せてくれた。

適当に好意的な受け答えをしたら満足したのか別の商品を見始めた。

 また絡まれたら時間のロスだな、と思ってレジに並んだ。私の前では外国人女性が大量の商品を購入してすべてにタックスフリーの手続きをしていたので、かなり時間がかかっていた。

多分私が後ろに並んでいた時間だけで5分は経っていた。

それでも終わらなかったので、レジを一旦停止して、先に私の会計をしてもらえた。

 急いでつるとんたんに戻ると夫はまだ列に並んでいた。私が遅くなったことを気にする風でもない。

その後少し待っていたら中に通され、やたら大きい器でやたら太いうどんを食べて、チェックインの受付が始まるころに店を出た。

 チェックインの待機列は長く、多くの時間が失われた。ファーストクラスとビジネスクラスは、チェックイン人数に比してカウンターの数が多い。

というか、カウンターの数自体はエコノミーのほうが多かったが、いかんせん乗り込む人数が違う。

列はあんまり進まず、かなり時間が流れた。その間、このチェックインカウンターおよびこれからの旅で使う、飛行機のチケットのバウチャーを確認した。

そしたら、バウチャーがなかった。

 夫の分はあった。もともとは夫が事前に印刷して私に渡しておいてくれたのだが、私はしまったつもりでどっかにやってしまったようだ。

いくら探してもなくて青くなる私。急遽ネットで調べると、どのページをみても「かならず印刷しておいてください」「印刷したほうが無難です」「日本では通過できても入国先で求められることがあります」とか印刷することが絶対不可避のように書かれていた。

これには焦った。今すぐ印刷するしかない。幸いまだ列は4分の3以上残っており、まだまだ時間がかかりそうだった。

 「羽田空港 印刷」で調べると、来る途中にあったセブンの複合機ネットプリントができるらしい。

セブンのネットプリントのアプリをダウンロードし、メールで届いていた飛行機のバウチャーPDFをアップロードしてセブンに急ぐ。

複合機を操作して番号を打ち込み、無事に印刷。急いでチェックインの列に戻ると列は少しも進んでいなかった。

 超ドキドキしたがこれで一安心だった。

 またしばらく待つ。かなり待つ。会話はそんなにない。互いにKindle漫画を読んだり、ネットサーフィンをして過ごした。

ついにチェックインの時間がきて、パスポートとバウチャーをみせる。

「席は〇〇列の〇席と○席をご用意させていただきます」

なんてやりとりをしてチケットが発券される。

 荷物の計量では重量規定内に収まった。

最後に「リチウムイオンバッテリーなどは入っていませんね」なんて言われて真っ青。

「入ってますっっ」

と言ってバッテリーを出すまではスムーズに行った。しかし、なぜかスーツケースが閉まらない。

あとからこのスーツケースの閉め方のコツがわかったからよかったが、この時は全然閉め方がわからなかった。

カウンターの前で案内してくれている方も

「このぐらいの量なら全然閉まるはずなんですが」

といいつつぎゅうぎゅう押してくれた。しまったかと思ったら閉まっていないこと数回ののち、どうやら上の片方の辺にある縦鍵のところに衣類が引っかかっていたから閉まらなかったことがわかった。

原因を取り除いて荷物を格納してもらったころには多分5分は経っていた。

途中から脇に避けてうんとこしょっとやっていたが、衆人環視が恥ずかしかった。

荷物が引き取られたら風のようにその場を去ったがしばらく発熱したかのように暑かった。

 すぐに手荷物検査のゲートに行った。手荷物検査のところでは持ち込めないもの一覧がえらくわかりやすく表示されていた。

その中にペットボトルをみつけてしまった!と思った。

実はちょっと前にセブンで水分補給用のお茶を買っていたのだ。

できるだけ飲み切ろうと頑張っていたら高校生の集団が先に入っていって出遅れた。

手荷物検査後に買えば持ち込めたのだから、買うタイミングを明かにミスったし、なんなら飛行機の中でもかなり水が出されるから水なんて買う必要はなかったのだ。

 そんなこんなで手荷物検査は無事に通過した。

手荷物検査場では全長1mはありそうなスイカペンギンの大きなぬいぐるみを持ち込んでいる人がいた。

あれはきっとファーストクラスの人間なのだと羨ましく思った。

 さて、初めて入った手荷物検査の先。あそこはなんというのだろうか。

たくさんのブランド品が並び、高額の商品が並ぶショッピングモール。

ここらへんのものってそんなに売れるんだろうか。

一番衝撃だったのは、人生でもっとも豪華に陳列されたたばこのカートンである。

そんなに売れるのだろうか。

でも、この時は22時を超えていたと思う。この時間になるとチラホラと閉まっている店もあってそこまで楽しくはない。

 すぐに搭乗ゲート近くの椅子が並んでいるところまで行って電源付きの椅子を確保してのんびりすることになった。

窓の外では激しい雨が飛行機を打ち付けていた。

どうやら出発が30分遅延している。もはやここまできたら飛ぶほかない。

近くの自販機で水を買って飲む。そして時間がきた。

 最初に呼ばれるのはファーストクラス、次にビジネスクラス。それから席に近い順に順番に番号が呼ばれる。

私たちは結構あとのほうに呼ばれ、搭乗口でもう一度パスポートとチケットを提示して飛行機に乗り込んだ。

旅日記〜イタリア旅行編〜⑤ジョジョの奇妙な冒険

 さて、イタリア旅行をより楽しむためにはイタリアについての知識を深めなければならない。

真面目にガイドブックを読んだり、歴史について調べるのは常套手段だが、ちょっとやる気が出ない。

受動的に知識が入ってある程度愛着が出るものがいい。

 そういったときに飛び込んできたのが、同僚の「イタリアといえばジョジョの第5部じゃん」の一言である。

まあ、それ以前にもジョジョが面白いとかジョジョはみるべきとか言われていたのでちょっと興味はあったが、話が長すぎて腰が重かった案件である。

夫もジョジョをみたことがあるし、Netflixで全話観ることができるということもあって、ちょっくら観てみることにした。

 第一部第一話から。

 大体1日2〜3話観ればおそらくイタリア出発までには見終わるだろうという皮算用だった。

 想像以上にジョジョは長い。1日2〜3話といっても、観ない日もあれば1話だけの日もある。

週末に取り戻すべく観続けることもあるが、お盆周辺は実家に帰っていて長いこと観られなかった。

IPadに予めダウンロードしてみようとおもったら、ジョジョはダウンロードできないし、新幹線のwifiも役に立たなかった。

実家ではたくさんの親戚が出入りしていて、一人だけジョジョを観ていられる雰囲気でもない。

そんなこんなで、本命のジョジョ第五部イタリア編に入った頃には9月も半ばを過ぎていて大ピンチだった。

最終週は1日4〜5話観たし、前日も2話観た。

 そして翌日イタリアへ発った。

 結論としては、イタリア旅行後に観た映画「ダ・ヴィンチコード」や「天使と悪魔」を行く前に観たほうがよかった。

旅日記〜イタリア旅行編〜④準備・オプショナルツアー決定

 さて、前回は物の準備に焦点を当てて思いつくままに書き連ねたが、今回は参加するイベントの決定について焦点を当てる。

 

 前々回では、インターネットでの書き込みを見て「そうだ。オプショナルツアーを個人で手配しよう!」と思いついた。

急いで会社のトイレで大要を夫にLINEし、みゅうツアーで申し込もうと提案した。

彼は二つ返事でokをくれた。

残業をしてウキウキで帰る。

 家に帰ると彼が夕食を用意しておいてくれて、それを食べたらオプショナルツアーの確認だ。

彼が予めデスクトップPCでオプショナルツアーを調べておいてくれた。

頼もしい。

 ローマ発着のカプリ島・青の洞窟ツアーは絶対。ローマには合計で三日間滞在する。

フィレンツェからローマに入る1日目、ローマに1日いる2日目、ローマから日本に帰る3日目だ。

ローマ発着のカプリ島ツアーは朝7時集合で夜は19時にローマに着く。

1日目も3日目も無理だ!よっしゃ2日目だ。

 この時点でノートに手書きで日付と場所と時間を書いただけの超適当な表を作った。

だいたいのヴェネツィア入り時間とローマ出発時間を書き込む。

 問題はヴェネツィアフィレンツェ間とフィレンツェ–ローマ間の電車の発着時間がわからないことだ。

なんらかの事情で、高速鉄道の時間は約1週間前に通知するとH.I.S.から言われているのだ。

だいたいの出発時間の希望は出しているが、なんてことだ!

 

 まあ、とりあえず、6日目のローマは決まりだ。

あとの日程を埋める。簡単なのが、その都市に着いた日だ。

とりあえず何時に着くかはわからないが、ナイトツアーにしておけば問題ないだろう。

ヴェネツィアフィレンツェもローマも夜散歩するツアーを申し込んだ。単価も安いしプライベートツアーであることが多い。

流石にローマではちょっと良いレストランでの食事にするか迷ったが、やっぱり夜の街をブラブラする魅力には勝てないと思った。

ナイトツアーに関しては夫も大賛成で超乗り気だった。

 次に決めたのはヴェネツィアの2日目。

私個人としてはヴェネツィアが大本命なのですべてを満喫するツアーにしたい。

決断にすごく時間がかかってしまったが、ヴェネツィアを朝から夕方まで回りきるプライベートツアーを予約。

ガラスの島ムラーノ島、レースの島ブラーノ島を巡ってついでに美術館も案内してもらえるしゴンドラにも乗れる豪華なツアーだ。

料金も結構高かった。

何がともあれヴェネツィアは完了だ。

 お次はフィレンツェフィレンツェは正直ついでに行く感じだ。そういえば漫画「チェーザレ」はフィレンツェあたりが舞台だったかしらと思いながら、オプショナルツアーを眺める。

オプショナルツアーを見た限りでは「ウフィツィ美術館」「ピッティ美術館」「パラティーナ美術館」とやらが有名らしい。

なにやら順番が逆な気がするがそれくらいフィレンツェには関心がなかった。

でも、アルノ岸左岸・街歩き・職人の工房というキーワードには超絶反応した。

夫も職人の工房には興味があるようだ。

職場でフィレンツェの話をするとイタリア強い勢の同期がウフィツィ美術館を強く勧めてきた。

だからとりあえず、後悔のないように有名どころであるウフィツィ美術館のプライベートツアーとアルノ岸左岸を歩くついでに美術館とかまわれるツアーに申し込んだ。

夫はとにかく私は集団行動が若干苦手なのである。プライベートツアーに申し込みまくりだ。

 本当はピサに行くツアーに申し込みたかったが、フィレンツェ入りできる時間もわからない状態では申し込めるツアーがなかった。

しかも、結構フィレンツェから遠いらしいし。それで、今回はピサの斜塔に行くツアーは諦めた。

 最後はローマ。ローマ最終日。これはギリギリまで決められなかった。

飛行機の時間が不明だったからだ。やはり、何時にローマを出発するのかわからなければツアーには申し込めない。

気ままにローマをブラブラするつもりだった。

 しかし、飛行機の時間が開示されてみると、空港入りは19時で良いという。

これはツアーに申し込める!!!

 よっしゃ決めたろ!ローマを満喫するツアーだ!!!

それで決めたのが午前8時に集合して、コロッセオ、真実の口、トレヴィの泉、ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂をバスで巡って17時に解散する超凝縮ツアー。

予約予約予約ぅ!!!!

 

 ここで気づいた。

これ、みゅう(https://www.myushop.net/)じゃなくね?

ヴェルトラ(https://www.veltra.com/jp/)じゃん!!

 夫曰く「同じじゃね?」

ちがーう!!!

いおや、だいたい同じだけど、私はみゅうを信じてオプショナルツアーを申し込もうと思ったのに。

全体的にみゅうじゃないとかなんでじゃ。

ローマ発着のカプリ島ツアーはみゅうだったけど。

 ベルトラの中身はいろいろなところのオプショナルツアーのようだったけど、私はなんとなくみゅうが良かったのだ!!!

ショック!!

からは割とすぐ立ち直って予約を続け、旅に出た。

旅日記〜イタリア旅行編〜 ③準備

 さて、イタリア旅行が決定した。

 最初に必要なものは何か。最も重要なものはパスポートだ!!!

実はこの歳まで海外旅行をしたことがなかった。

小学校の修学旅行は北海道、中学校は東京・神奈川、高校は奈良京都大阪。

大学の卒業旅行は富士山。

 かろうじて飛行機には乗ったことがあった。

社会人になってから行った九州旅行である。

飛行機に乗るこということの何たるかを知らなかった私は、新幹線感覚で出発の40分ぐらい前について「超余裕で着いちゃった」とか思ってカウンターに行き、

めっちゃ優先対応されて通された記憶がある。

それくらい旅行には疎いのだ。ただし、帰省で使っているので東北新幹線には滅法強い。

 よく考えてみると、帰省の新幹線代と行き帰りのお土産、帰省先での消費活動のことを考えると、台湾とか韓国に余裕で行ける金を年2回使っていたのだから恐ろしい。

 

 話は逸れたが、ようはパスポートを作らなければならなかった。

パスポートセンターといえば、私は池袋のサンシャインビルにあるパスポートセンターが近い。

職場の人に「込んでるよー」と脅されながら、半休を取った。

一旦家に帰って役所に行き、パスポート用に戸籍謄本をとる。

サンシャインビルに行って写真屋さんで写真を撮る。

パスポートセンターに行って書類を書き、そこそこの列に並んで出す。以下略

 そんなこんなで8月の下旬にはパスポートを受け取ることができた。

この時点で出発まで二月を切っていた。

 パスポート発行時点でそこそこのお金が飛んでいたが、ここからも消費がすごかった。

なにせ海外旅行は初めてだし、長時間飛行機に乗るのも初めてだ。

まずは何が入り用なのかから調べなければならない。

結構な頻度で東急ハンズに通って買い物をした。池袋の百貨店にいってスーツケースも見た。

新宿のタカシマヤでバッグも見た。

 一番の問題はスーツケース。帰省に使うので小型のスーツケースは持っていたが、長期旅行用の大きなスーツケースは持っていなかった。

安いものもあるが、安いものは重いし壊れやすいというし、レンタルは面倒だし。

そんな話を叔母にしたところ、自分の持っているスーツケースを貸してくれるという。

叔母のところでは、従姉妹は留学経験あるし、叔母も留学先に旅行に行ったし、従兄弟はヨーロッパに海外旅行にいったことがあるしで、大容量のスーツケースを複数所持していた。

ありがたくそれを借りることにして、旅行出発の前の週の前半に借りにいった。

 ところで叔母のところでは猫を飼っている。そして猫は鞄の中などの狭いところに入りたがるものだ。さらに、空気中には猫の毛が舞っている。

借り受けたスーツケースの中にも、もちろん猫の毛がいっぱい貼り付いていた。

夫は猫アレルギーなので、リビングとは別の部屋に運び込んでガムテープで丁寧に猫の毛を取り除いた。

何度かのテスト(夫がスーツケースを開けてアレルギーが出るかどうかを確かめる)を経て晴れて使用可能になった。

 次に重要なのは旅行用の鞄である。イタリアではスリが多く、リュックのチャックを開けられるのは日常茶飯事であるという。

普段はリュックを使っていたが、これは持っていくことはできなかろうと判断して新しく旅行用の斜め下げを買うことにした。

もちろん買うのはレスポートサック

https://shop.lesportsac.co.jp/ls/

新宿の直営店に2回行って迷った末に変な猫柄の斜め下げを購入。

やたらとポケットがついていて便利。

 

 以下にこの度購入したものをまとめる。

 

・麦茶、緑茶(☆☆☆☆☆←オススメ度)

 スーツケースの隙間に入るだけ入れまくった。計8本。お陰でスーツケースは劇重になったが、旅行が進むほどにスーツケースに隙間ができて軽くなるし、手軽に水分補給できるし便利。こっちでは1本88円で買えるが、向こうでミネラルウォーターを買おうとするなら1€はした。

 

・セキュリティポーチ(☆)

 ぶっちゃけ邪魔。鞄の奥の方に入れておけばサイフやパスポートは安心だし、こいつのせいでいちいち金属探知機に引っ掛かったのでむしろやっかいだった。安心感はパナいがそれ以上に手間がかかる。パスポートやクレカはスキミング防止のケースに入れて鞄の奥底にしまおう。 

 

・首枕・腰枕(☆☆☆☆☆)

 映画館とか劇場とかで腰の位置や首の位置によくマフラーとかコートを畳んで背もたれと身体の間に挟ませる私には必須アイテムだった。

若干荷物が多くなるがこれをなくして飛行機には乗れない。

首枕はカチっと留められるタイプが便利

 

・ねぶたアイマスク(☆☆☆)

 カタール航空ではアイマスクが用意されていたのでぶっちゃけいらないが、他人を威嚇するために役立つ。

威嚇する必要はほぼない。

 

アスタリフトのサンプルセット(☆☆☆☆☆)

 フジフイルムが誇る基礎化粧品。すっごく高い。すごく高いだけにやたら効く。

サンプルもそこそこ高いが、そもそも浪費家のきらいがある私には手を出せない値段ではない。

おかげでイタリア滞在中はお肌がつやっつやのフワッフワで肌荒れしなかった。

そろそろ☆を打つのが面倒になってきた。

 

・濡れマスク

 機内は乾燥するからマスクをしたほうがいいと聞いて買ったもの。

つけてても喉は痛かった。喉は壊しやすいほうだから、つけていなかったらどうなったかわからない。

夫はつけてなくても平気だった。

 

・小さい容器たち

 百均や東急ハンズで買った小さい容器。

これに馬油や化粧水、ヘアオイルを詰めた。

飛行機内の保湿と旅行中の夫の保湿は馬油一択。

お陰ずっと肌はテカテカ。全く乾燥はしていなかったが、余分な馬油はティッシュオフが基本だね。

化粧水もプシュッと一拭き。これはあまり使わなかった。

ヘアオイルは旅行中によく使った。

 

るるぶイタリア旅行編

 旅行での移動中にテンションを上げるために必要な道具。

暇ならよくみる。

 

・ポケットWi-Fi

 容量無制限で安心して使い放題。ただし、伝統的なイタリアの建築物の中ではWi-Fiは死にがち。

頼もしい味方だが、モバイルバッテリーが必須。ちょっと容量の重い画像を送信するとすぐ制限かかる。

3D写真を撮る人間にとってはいますこし頑張ってほしい。

 

・ポケトーク

 イタリアにおいては役に立たない代表。旅行後半では電源すら入れなくなっていた。

ネット回線を使ってリアルタイムで翻訳するから、Wi-Fiが死んだ建物の中ではただの電気食い虫。

うまいこと翻訳してくれないのでただただ気まずい時間が流れた。

普通にGoogle翻訳をした画面をスクショし、それを見ながら喋った方がよっぽどスムーズに意志を伝えられる。

大空の下では使える。

 

・insta360

 言っても覚えてもらえない360度カメラ。旅行の風景を360度すべて記録してくれる優れもの。ライバルはGoPro。

なにがすごいって、自撮り棒が自動で消されるのがすごい。そこの部分だけ空間がゆがんでるけど。

 

microSDカード

Insta360用に買ったやつ。6泊の旅行に64GBでは全然足りなくてやばい。5.4K動画を撮るなら、128GBのSDカードを2枚は欲しい。

4K対応のMicroSDカードを正規店で買おうとしたら、17000円くらいする。とても高い。

4K対応じゃないやつだと、画像は撮れるけど動画は撮れない。

 

・大容量モバイルバッテリー

 これがなければ我々はイタリアでのたれ死んでいたかも知れない。

あらゆる電子機器の生命の源。現代のスマホユーザーがこれなしで海外旅行など無謀と言わざるを得ない。

私はもっぱらinsta360の充電をしていた。

 ちなみに、これをスーツケースに入れて飛行機に預けると没収されてしまうので、手荷物に入れよう。

さらに、上記のinsta360のバッテリーも手荷物に入れよう。

 

・のりおやつ

 日本の味が恋しくなったときのために買っておいたのりおやつ。

ぶっちゃけいらなかった。そんなものをポリポリ食べている心の余裕なぞなかった。

イタリアのすべてに圧倒されて、それを感じるだけで精一杯。

ホテルでは荷物整理、シャワー、寝るだけで精一杯で、海苔を食べている余裕はない。

 

・サンクスカード

 枕銭と一緒に置いておくためのカード。これにイタリア語で「ありがとう」などと書いておけばスマートさ100%。

ちなみに、現地の人の反応はまったくわからないので、本当にスマートかどうかはわからない。

羽田空港で買った。

 

・無印の吊すトラベルバッグ

 化粧品や道具、アスタリフトのサンプルを詰め込んだら容量足りなくなった。

そのうえ、泊まったホテルにはあんなものを吊すところはなかった。

私にはまだレベルが足りないようだ。

 

・かわいい服

 イタリア旅行で着ようと思って買った冬服。

暑くて季節感あってなかったけどかわいい。

 

・変換プラグ

 全世界のコンセントに対応しているプラグとても役に立つ

 

・電圧変換器

 これは必須。実は叔母が貸してくれたスーツケースに入っていたもの。

ありがたく使わせてもらった。

 

・贅沢保湿ティッシュ

 夫が鼻炎持ちなのであるだけ詰め込んだ。

旅行先でもくしゃみ鼻水がしょっちゅう出てたのでとても役に立つ。

 

・現金

 日本で換金が一番安い。たくさん現金を持って行こう。

現地では何度も何度もATMを探し回るハメになって大変だった。

でも、あまり多く持っていくとそれだけリスクが高くなるし悩みもの。

 

・ウェットティッシュ

 向こうでは出てこないのでしょっちゅう使用する。

ツアーで一緒になった人にも渡すと喜ばれる。使えば使うほど軽くなって良い。

 

・エコバッグ

 こまごまと買い物を重ねると結構便利に感じるのがエコバッグ。

イタリアの袋は薄くて破れやすいと聞いていたから持ち込んだ。

あると便利でそこそこ使う。

 

まだイタリアに行ってないのにめっちゃ長い。

 

 ちなみに、職場でもイタリア旅行に行くといって騒ぎまくった。

なにせ海外旅行は初体験だし、周りには海外旅行慣れしている人たちがたくさんいたし。

そのうえ、出発の一週間前には超大型の台風が発生して、出発できるか否かが危やういところだった。

持ち物は思い出したら追加するとして、準備編のもちものターンはこれにて終了。

お菓子作り実験記 ココアクッキー② オーブンの予熱×クッキー生地の温度

 最初はオーブンの余熱とクッキー生地の温度について検討する。

 

 クッキー生地の温度

 設定したクッキー生地の温度は以下の3種類である。

①常温

②冷蔵

③冷凍

 クッキー生地は、円筒状にまとめて24時間冷蔵庫で冷やしたものを厚さ1cmに切ったのち、それぞれ室温・冷蔵庫・冷凍庫にて30分保管したのちに焼成した。

 

 オーブンの予熱

 オーブンはSHARP製のオーブンレンジ(RE-V100A: https://jp.sharp/range/products/rev100a.html)を使用した。

予熱なし条件では予熱をせずに温度を180度に設定して20分間加熱した。

予熱あり条件では予熱なし条件のクッキーを焼成直後にオーブンを190度に設定して、鉄板にクッキーを並べてる間予熱を実施した。

その後、180度に設定し直して20分間加熱した。

どちらも加熱時間が終了した直後に庫内から鉄板を取り出して常温で冷ました。

 予熱あり条件でオーブンを190度に設定したのは、予熱をしてもクッキーを入れる際のドアの開閉によって庫内の温度が下がるので、予熱段階では高めに温度を設定する必要があるとの助言を得たからである。

 

 結果

見た目

 見た目の違いは以下の通りである。

 ちなみに、赤→常温、黄緑→冷蔵庫、水色→冷凍であり、上段が予熱なし、下段が予熱ありである。

 

①予熱なし条件 左:焼成前 右:焼成

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②予熱あり条件 左:焼成前 右:焼成
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まず、あきらかに予熱なし条件よりも予熱あり条件のほうが、クッキーが拡大していない。

次に、予熱なし条件においてはクッキーの冷却別に拡大率に差はなさそうだ。

予熱あり条件においてもあんまり冷却による拡大率の差はみられないようだ。

でも、若干冷凍クッキー群が小ぶりに見える気がする。

 

とりあえず、予熱の有無によってクッキーが拡大するか否かは結構変わるようだ。

 

味は予熱したほうがちょっとこげ風味で、高温での加熱時間が長い分すこしカリッとした。

190度予熱からの180度焼成の場合は加熱時間を20分より短くしたほうがよいだろう。

 

なんにせよこれからはちゃんと予熱するようにしよう。