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アニメ 亜人 1期 2期●敵と主人公とストーリーが割合テンプレ化

 亜人のアニメが映画館で期間限定で公開されるときいたときはすごく楽しみでした。わざわざ有料で公開するからには映画にしかないカットが入っているとか特別に画質が良いとかそういう特典があるんだろうと思いまして。そんで金を払って劇場で観て、3DCGアニメに度肝を抜かれて、でもまあ、あの絵なら3DCGと相性が良いかも?と無理やり自分を納得させたあの日。

 その後、地上波で公開された亜人のアニメを観たら映画とほとんど同じ。っていうか自分の目にはどこが違うのかがよくわからなかった。かなりガックリした。これなら金払って映画みなかった、と。どうやら違いはあるらしいが、金を出して確かめたくないっ。

 そんなしょっぱい思い出がある亜人のアニメですが、この正月に暇すぎてNetflixでタダで一気観しました。

 

 3DCGについてはもはや何も言うまい。キングダムから始まってこの3DCG発生期のアニメはもはやアニメ界に捧げられた生贄だから、数十年後に人気があれば供養してほしい。キューティーハニーとか一部ガンダムが改めて作り直されたように。その時にはハゲの平沢さんとマッドサイエンティストのオグラ・イクヤをもっと渋くてかっこよくしてほしい。

 ストーリーについてですが、原作ではまだ完結していない段階でアニメを作ったからか、話がけっこう変わっていました。そのついでに、主に敵側の性格が改変されていました。佐藤は普通の人よりの性格で普通に怒ったりとかしてたし、実直で真面目なはずの田中は最後の最後で反社会的な行動に出たし、その場のノリでしか動かない亜人たちはもっと常識的で臆病になっていたし、奥村君はすこし協力的になっていたし。ついでに永井圭が多少頭悪くなっていたり感情的になっていたり、勝手にIBMに追加設定されていたりしましたが。

 そこらへんはなんか原作をネタバレしちゃいけないから、とりあえずそれぞれの行動を逆にしてみた感はあるかなって思います。根拠のない推測ですが。

 そういうのをさておけば、まあまあ楽しめるアニメになっていたと思います。音楽もいいしテンポもいい。主人公はわかりやすい判断ミスでわかりやすく落ち込んで、わかりやすく壁にぶち当たり、わかりやすいエピソードで自分自身を取り戻して敵に立ち向かう。安定してわかりやすい。ゆえに原作のように圧倒的な驚きやわくわくを与えてくれるような展開にはならない。安定路線に乗ってるので展開が読みやすくてドキドキしない。

 大人になるとどうも経験値が増えすぎて楽しめる作品が減るのが困る。おそらく10代前半に亜人のアニメを観たら十分ハラハラドキドキしたかもしれない。そのかわり、原作改変に対してもっととがった意見をもっていただろう。

 やっぱり原作が終わってからか、もしくは原作の完結に合わせてアニメ化してほしかった感が否めない。しかし、3DCGアニメに慣れるには良いアニメ。出来がいいらしいし。

オススメ度☆☆☆☆☆★★★★

 

 以下は余談であるが、亜人を買い始めて何年経っただろうか。5年くらい?ずっと実家に置いておいたのに母は全く読んでいなかったようだ。アニメはテレビで観ていたのでその場にいた母も必然的に視聴することになった。それで、アニメの終盤で「漫画はここまできてるの?」とかいう。まあ、主にほのぼの系を好む母が読んでいないことは想定の範囲内ではあるが、これを機に読んでほしいものだ。しかし、読んだところで漫画についてお互いなにも語り合うことはないから、読んだところでどうするものでもない。