【映画レビュー2】ジュマンジ~ウェルカム・トゥ・ジャングル~【レンタル1】
【あらすじ・ネタばれなし】
イマドキの高校生が4人、居残りを命じられた。
居残り部屋で見つけたゲームを起動したら、ゲームの中に吸い込まれ、
気がついたらジャングルにいた。
しかも、ゲームおたくはセクシーマッチョに、アメフト系黒人はぽっちゃりミニサイズ学者に、インスタグラマーキラキラ女子はデブ中年、偏屈女子高生はへそ出し悩殺ギャルになってた!
みんなで力を合わせてジャングルを脱出!
【ネタばれあり感想】
このジュマンジは絶対日本語吹き替えがオススメ!
最初は浜辺のシーンから。これは1995年のジュマンジのラストシーンと似てますね。
ジュマンジ1は子どもが2人浜辺を歩いていると、変な太鼓の音がして終わり。
今回のジュマンジはその子ども2人はジュマンジをスルーして、浜辺をランニングしてたオヤジさんがジュマンジを発見して持ち帰り、ゲームに夢中の息子・アレックスに渡す。
アレックスはそれを一応開いてみるものの
「イマドキ誰もボードゲームなんてやらないよ」
なんていって閉じてしまう。
きっとその時、ジュマンジはショックを受けた。
「ボードゲームはもう古いって言われた!ひどいっ」
そんで、アレックスが寝てる間にジュマンジをアップデート。
ゲームカセットになって再登場!
涙ぐましいね。一晩の間に見てくれだけでなくゲームの内容もアップデート。
そして翌日、アレックスを無事捕獲。
20年後、オタクとアメフトマッチョマン、インスタグラマー系キラキラ女子、偏屈な女の子が居残りを命じられた結果、ジュマンジに入っちゃう。
そこでNPCオヤジが出てきて状況を説明してくれる。
一晩でアップデートをしたジュマンジは、ゲームシステムも勉強しなおしたらしい。
メジャーになってるゲームシステムを次々と押し出してくる。
説明役のNPCとか背景説明ムービー、スキル、なぜか突然鳴りだす音楽etc
ここらへんで前回に引き続き今回も悪役のヴァン・ペルトが登場。
前のジュマンジでは、ジャングルのハンターで全身白い短剣服のヘルメットをかぶって口髭を生やした細身のおじいちゃんだったのに、今回のジュマンジでは、全身黒い服で薄汚れててどことなくぽっちゃりしてる中年おじさんになっちゃった。
どうなってるんだっ。あのおじいちゃんが好きだったのに。
アップデートしたときに悪役の仕様にも変更があったのか。
それはさておき、なんとなく「ヴァン・ペルト」という響きが好き。かっこいいよね。
そんで登場人物たちはみんなイマドキの高校生だけあって、今流行ってる言葉をみんな使っているのが面白い。
「フルボッコ」「神ってる」「イケてる」、あとは「チョベリバ」「ヒューヒュー」などなど。(ウェーイの用法だけ間違ってる気がしたんだけど)
そんな語感が字幕だと若干薄めになっているから、この映画のイケイケな雰囲気を楽しみたいなら吹き替えじゃないと。この言葉づかいで、アレックスが現代人でないところに気づくところがなかなか面白い。そこできづくんかいって突っ込み不可避。
なんやかんやあって市場で5人目の仲間である先に捕獲されたアレックスと合流する。ここらへんでこの「ジュマンジ」が、前回よりえげつないゲームに進化していることがわかる。
ジュマンジver. 1はプレイヤーがマックス4人であるだけで、2人でもクリアできそうな感じだった。しかし、ver. 2ではプレイヤーが5人全部そろわないとクリアできない仕様になってる。ドイヒー
そういうわけで、アレックスはゲーム内時間で3か月足止めを喰らっていた間にライフを2失っている。これは全部輸送庫を襲ったときになくしたっていってた。ってことは、ライフを一つも失わないで、カバとバイク野郎をクリアしたらしいから、それはすごい。
そんで、ライフ1になりやれることがなくなった彼は、アランパリッシュが作っておいたジャングル小屋でカクテル「マルガリータ」を作っていた、と。このマルガリータのスキルだけは一体何に使えるスキルだったのかさっぱりわからん。
主人公たちは谷を越えてジャガーの像に巨大な緑の宝石を戻さなきゃ。
そのためには、敵の輸送庫からヘリを奪う必要がある。当然そこには見張りがいる。
へそ出しセクシーギャルのルビー・ラウンドハウスの魅力で敵を誘惑しようとしたが、そこはNPC。魅力がさっぱり通じない。ルビーも慣れないことするもんだから、爆笑ものの挙動しかできない。しかし、突然カセット(SONY製)から音楽が流れだし、ルビーのスキル「ダンス武踏」で敵を惹きつけつつフルボッコにすることに成功。
ヘリを奪ってジャガーの近くまで来た。ムキムキセクシーブレブストーン博士がかっこつけて木登りして向こうに進もうとしたが、ただのリスにびっくりしてライフを1消費しちゃう。
「何があったの?」
と心配してくれる仲間に
「絶対言いたくない」
とか言って誤魔化すところがかわいい。
そんでなんやかんやあって無事にジャガーに宝石を返して一件落着。
主人公たちは現実世界へ帰ってこられましたとさ。
ここらへんのシステムにも仕様変更があったらしい。
ジュマンジ1では、あとからゲームにはいったジュディとピーターはゲームに参加した世界の記憶を失っていたが、今回のジュマンジ2では後から参加した主人公4人たちも記憶を保持している。そして、アレックスの家(元・お化け屋敷)へ行き、大人になったアレックスと再会する。
アレックスに対して淡い恋心を抱いていたベサニーは、結婚して子どももいるアレックスをみてちょっと寂しそうだった。けど、アレックスが娘に「命の恩人」の名前としてベサニーと名付けたときいて嬉しそう。ベサニーの恋心も成仏したようだ。
そんで4人は仲良しになってめでたしめでたし。
今回もそれぞれの成長があったみたい。
スペンサーとフリッジの壊れていた友情、ベサニーとマーサのすれ違い?、ベサニーの成長、スペンサーとマーサの恋。盛りだくさん。
正直、続きものにはがっかりさせられることが多いので期待はしていなかったけれども、とても楽しめる映画だった。