お菓子作り実験記 ココアクッキー② オーブンの予熱×クッキー生地の温度
最初はオーブンの余熱とクッキー生地の温度について検討する。
クッキー生地の温度
設定したクッキー生地の温度は以下の3種類である。
①常温
②冷蔵
③冷凍
クッキー生地は、円筒状にまとめて24時間冷蔵庫で冷やしたものを厚さ1cmに切ったのち、それぞれ室温・冷蔵庫・冷凍庫にて30分保管したのちに焼成した。
オーブンの予熱
オーブンはSHARP製のオーブンレンジ(RE-V100A: https://jp.sharp/range/products/rev100a.html)を使用した。
予熱なし条件では予熱をせずに温度を180度に設定して20分間加熱した。
予熱あり条件では予熱なし条件のクッキーを焼成直後にオーブンを190度に設定して、鉄板にクッキーを並べてる間予熱を実施した。
その後、180度に設定し直して20分間加熱した。
どちらも加熱時間が終了した直後に庫内から鉄板を取り出して常温で冷ました。
予熱あり条件でオーブンを190度に設定したのは、予熱をしてもクッキーを入れる際のドアの開閉によって庫内の温度が下がるので、予熱段階では高めに温度を設定する必要があるとの助言を得たからである。
結果
見た目
見た目の違いは以下の通りである。
ちなみに、赤→常温、黄緑→冷蔵庫、水色→冷凍であり、上段が予熱なし、下段が予熱ありである。
まず、あきらかに予熱なし条件よりも予熱あり条件のほうが、クッキーが拡大していない。
次に、予熱なし条件においてはクッキーの冷却別に拡大率に差はなさそうだ。
予熱あり条件においてもあんまり冷却による拡大率の差はみられないようだ。
でも、若干冷凍クッキー群が小ぶりに見える気がする。
とりあえず、予熱の有無によってクッキーが拡大するか否かは結構変わるようだ。
味は予熱したほうがちょっとこげ風味で、高温での加熱時間が長い分すこしカリッとした。
190度予熱からの180度焼成の場合は加熱時間を20分より短くしたほうがよいだろう。
なんにせよこれからはちゃんと予熱するようにしよう。