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【映画レビュー】サイレントヒル レベレーション【Netflix 8】

【ネタバレなし。あらすじ・感想】

 前作のサイレントヒルに続き、サイレントヒル レベレーションを観ました。

 前回の続きにあたりますが、イマイチ整合性が取れてない気がしましたが、まあいいや。

 主人公の女の子ヘザーは幼いころから引っ越しを繰り返し、今回で5回目。

父親は昔、殺人を犯してしまい、警察から逃げ回っているのです。

そのため、ヘザーも父親も名前をころころ変えています。

そして引越しの旅に悪夢を見て「サイレントヒルに来るな」と言われます。

ちなみに二人のもともとの名前はシャロンとクリス。

 今回も長続きしないんだろうな、と思って転校先でも攻撃的な挨拶をします。

長続きしないだろうと思ってみたものの、まさか転校1日目で父親がさらわれて助けるためにサイレントヒルに行く羽目になるとは。

 今回もよくまとまっていて面白かった。寂しげなBGMも良かったし、なによりも最後が良かった。勧善懲悪。昔の敵は今の友だち。みたいなノリで、終始グロくておどろおどろしいところはあるけれどもエンタメホラーとしてよくできてた。すっきりするし。

 そんなわけで、オススメ度は前回より高めの☆☆☆☆☆☆★

 

【ネタバレあり・思い出してあらすじ】

 シャロンは朽ち果てた遊園地を謎のカルト集団に追いかけまわされる悪夢を見る。

そこで自分に似た恐ろしい少女に「お前は私に勝てない。サイレントヒルに来るな」と言われる。父親がやってきてうなされる娘を起こす。安心したのも束の間、父親が後ろから何者かに刺された! と思ったら夢だった!

 なんて悪夢だ! こんな夢をみたら1時間くらいは眠れない。また夢が覚めて今度こそ悪夢が現実になるかもしれないとびくびくする。

 そんなわけで、今朝は寝不足。美味しくなさそうなごはんを食べる。

なんでかって? 引越してすぐだから、荷物が片付いていないからろくな朝食を作れないのさ。ところで、私はトースターはパンしか入れられないと思っていたけど、この二人が使っているトースターからはなんか白いモノが塗られたパンが出てきていた。

なんだったんだろう。アイシングかな?トースター壊れない?

 そんな心配をしていると二人の会話が進んで、どうやら二人は前作に出てきた少女シャロン(今はヘザーという偽名を使っている)とクリス(偽名は失念)らしいということがわかる。なにかから逃げ回って名前をかえつつ引越しを繰り返してきたようだ。

 ヘザーが初登校の日でもあるこの日にやたらと「町を出るな、寄り道するな」と心配するパパ。大丈夫よ、と出かけるヘザー。

 大丈夫じゃないんだなぁ。これが。ヘザーは早速道端のホームレスに憐れを催して手を貸そうとしたが、ホームレスがグロく見える幻覚でびっくりして道路に飛び出して車に轢かれかけたため、衆目を集めてしまう。その結果、ヘザーは私立探偵の男に見つかる。

 なんとか逃れてスクールバスに乗り込む。転校初日の挨拶で喧嘩を売る。

「誰とも仲良くするつもりはない」

と言っていたが、まさかするつもりもないうえに、する暇もないなんて想像だにしていないようだ。その直後の移動教室の際、学校でもヤバい幻覚を見て戸惑う。それを救ってくれたのが同じ転校生のヴィンセント。廊下で幻覚をみて右往左往しているヘザーに声をかけて幻覚から引き戻してくれた。その後、コーヒーどう?なんて誘ってくる。アメリカンだぜ。授業行けよ。

 その頃、家でパパンはママの幻覚をみた。前作の主人公である。

 鏡に臨むと、向こう側は霧に包まれていてそこにママがいる。

「封印を半分しか手に入れられなかったから一人しか出られなかった。娘を守って」

とかなんとか。前作ではそういう描写はなかったが、どういうこった。

 おそらく、前作、家でふうーとひと息ついたあとで、

「やっぱりここちゃうやん!」

って気づいたんでしょうね。その後、もっかいサイレントヒル(でも、1で行ったサイレントヒルとは別のサイレントヒル)に行ってカルト教団内部の調査をし、重要な情報を得て病院へ行き、やばいモンスターが徘徊して囚人が騒ぎたてる病院の中を誰にも気づかれずに歩きまわって、最重要老人から封印の印を器用に半分だけ奪い取り、それをもって再びサイレントヒルを脱出して自宅に戻り、娘のシャロンを善なる部分と悪なる部分を分離して善なる部分だけを引き剥がして自宅に帰した。以上のことを幼い娘を連れまわしつつこなしたに違いない。そのうえ、現実に戻った娘は以上のことをすっかり忘れていた、という。

そいで

「教団は娘を狙っている」

 とかなんとか言っているわけですよ。むしろ、お母さん、あなたは同じサイレントヒルの中にあってよく教団から逃げられてますね!サバイバル能力すごいっす。

 パパは娘を守ると異世界から出られないママに誓う。

 一方、娘は学校を出たあたりでまた私立探偵にあう。ちょっと話をきいてくれ、教団に居場所を教えちゃったんだ! 悪いことしたね。一緒に逃げよう。なんていう怪しいおじさんから逃げつつパパに助けてコール。

 パパも勇ましく「わかった! 家には帰るな! ショッピングモールで待ち合わせだ」なんて言っていたが、教団のやつらにとっ捕まる。

 そのころ、ヘザーはショッピングモールでもヤバい幻覚に襲われていた。

追いついてきた私立探偵のおっさんも一緒に幻覚に襲われる。っていうか、おっさんの腕がちょんぱされて痛がってたあたり、幻覚じゃないのかも? おっさんが怖いクリーチャーに誘拐されたけれども、ヘザーはなんとかショッピングモールを脱出。

 すると、モールのまわりには警官がいっぱい。どうやらおっさんの死体が発見されたらしい。逃げるヘザー。そこへちょうどよく登場するヴィンセント。

 二人で仲良くおうちに帰ります。すっかりうちとけた二人は現実とは何かとかいう話とヴィンセントのじいさんが変人だと思われて病院に入れられてる、なんて話をする。家の前で別れてヘザーが家にはいると、パパはさらわれていて壁には「サイレントヒルへこい」とかかれていた。キャーと叫んだらどうしたとヴィンセントがやってくる。悲鳴が聞こえたので駆けつけてくれたそうだ。男気あふれる男である。

 そこへ警察登場。殺された私立探偵がヘザーを調べていることがわかったので家に来たのだ。ヘザーは警察が嫌い。なぜならば父親は昔家に侵入してきた強盗(実はヘザーを誘拐しにきた教団の男)を殺していたので、警察に捕まったら大変なことになるのだ。ヴィンセントによろしくして車に乗って逃走。

 家にカチコミかけてきた警察は家の荒らされ具合と壁の文字などからみて「ヘザーが殺人犯に違いないっ俺たちもサイレントヒルへ行くぞ!」なんて言っちゃうわけ。

 そのころ、ヴィンセントの運転でサイレントヒル近くのホテルまでやってきた。やたらサイレントヒルには行くな行くなというヴィンセント。なんかこいつ、あやしいぞ、なんて思ってきたころに満を持して自白

「実は僕、教団の子で君をサイレントヒルに連れてくるようにいわれたんだ! だけど、君はサイレントヒルに行かないほうがいいよ!」

なんて言い出す。

 えっ?! あの町で子ども作れるの? 食料どうしてるの? 日も差さないから野菜作れないんじゃないの? 前作のサイレントヒルにいた人たちはみんな霊魂だったって解釈したけど、今回のサイレントヒルにいるのは生身の人間で、しかもサイレントヒル原産の人間がいるという。驚きた。よくもまあヴィンセントは学校に通うことができたものだ。外の世界の学校なんて慣れなすぎて挙動不審になりそうなものだが。

 ヴィンセントがヘザーを説得している最中にホテルが煉獄サイレントヒル化し、二人は襲われて気絶。ヘザーが気がついたらヴィンセントはいなくなっていた。ちなみに、説得の過程で、ヴィンセントの祖父の名前と、祖父がもう一つの封印を持っていることを明かす。

 翌朝目覚めたヘザーは家から持ち出した封印の印を持ってサイレントヒル入りする。サイレントヒルに入ってまず話しかけてくるのはみすぼらしい姿の老女的な人。

なんとこの人、あのアレッサの母親その人だという。まだ生きてた! っていうか、ここはあのサイレントヒルなん??よくわからん。でも、この人、前回より良い着物を着ている気がする。色がついてるし。

 まあ、来るんじゃない的なことを言ってくれる彼女を無視してサイレントヒルにイン。

 サイレントヒルの聖域ではあきらかに悪魔的な拘束具に父親が拘束されてて、捕まったヴィンセントが母親であり教団の教祖(今度こそ本当に教祖か?)であるプラチナブロンドのげっそりクマ女に闇に染まっただのでも仕事はやり遂げただの、病院送りだの言い渡している。

 そのころヘザーは首尾よく病院に侵入。うめき声があふれる病院内で、うまいことヴィンセントのじいさんを発見。

 じいさんは正しいことを言ったが故に、正気じゃないと言い渡されて病院に入れられたんだと、ヘザーも思っていたし、私も思っていた。でも、じいさんもヤバかった。

教団のもともとの教祖だったらしいし。自分の心は闇に染まってるとか言い出すし、娘も染まってるとかいうし。当たってるけど。

 で、なんだかんだといいながらヘザーを甘言で惑わし、ヘザーの持つ封印の印を取り込んで自分の体内で一つに! そのせいで自分はモンスターになった!

なんでそんなことした?? ちょっと意味がわかりません。

 しかし、ヘザーは勇気あるお母さんの育てた娘なので、生まれたてのクリーチャーの腹をかっさばいて完全体になった封印の印をゲット。その足でサクっと憎しみのシャロンを抱きしめてとりこむ。愛の力かな?

 その後、病院に運び込まれてダークナースに殺される寸前だったヴィンセントを救出。主人公ヘザーが母親を超えて勇敢かつ多くの人を救っている。

 余談ですがこのダークナースが、前作では無言でうごくだけだったのに、今作では悩ましい吐息を漏らすようになっていてギャップがすごい。っていうか、この世界のサイレントヒルではクリーチャーを割と制御してるよ! どういうこと? まあ、制御しきれないでダークナースにやられちゃう人もいるんだけど。

 それはさておき、封印の印を持って聖域に乗り込んだヴィンセントとヘザー。

 ヘザーは「あなたの真実の姿を見てみたい」なんて言って封印の印を教祖に渡す。

すると教祖は恐ろしいクリーチャーに姿を変えてしまった。爺さんのときと同様に、そのものの本当の姿、心の姿を表にだしちゃう印なんだ。びっくりした信者のみなさんは散り散りに逃げる。

 ヘザーも殺されるっって瞬間に登場したのが、前作のダークヒーロー三角男さん。もしくは鋼鉄パイロンさん? がやってきて、教祖クリーチャーと激闘。鋼鉄パイロンさんはシャロンの守護者という考察を読んだことがあったので、しみじみと守ってくれてるんだなぁ、なんて感慨深く思っちゃいますね。

 その間に首尾よく父親を救出。そして、かっこよく鋼鉄パイロンは教祖クリーチャーを撃破。

 町を出ようとするヘザー、パパ、ヴィンセントの3人。町に降り注いでいた灰はもう降っていない。この町はアレッサの悪夢から解放されたのだ。

「でも、すぐまた別の悪夢がやってくるさ」

なんて皮肉めいたことをいっていたパパは町の境界で立ち止まる。どうしたの?行こうよ、とヘザーが言うと、

「俺はいけない。この町のどこかにいるローズを探さなきゃ。お前に危険がなくなったら、きっと探しに行くと約束したんだ」

と男らしく宣言。パパ、かっこいい! 愛にあふれてるね。ほっこり。

「ヴィンセント、シャロンを守ってくれ」

そういって町へ戻るパパ。その姿はすぐに霧で見えなくなる。

パパ、かっこいい。

 二人は道でヒッチハイクをして「できるだけ遠くへ」とリクエストする。気のいいおやじさんがノリノリで乗せて行ってくれる。

 一方その頃、ようやっと到着した「殺人犯ヘザーを逮捕する警察集団」が結構な車輛台数でサイレントヒルにログイン。新たな惨劇の犠牲者となるか?!

 オシマイっ