明日使えるかっこいい仏教用語5選
漢字はとてもカッコイイ。
とくに小難しい漢字を日常遣いすると更にカッコイイ。
そう考える時期が多くの人にはあるはずです。
そんな時期真っ只中の人に、明日使えるかっこいい仏教用語を探してみました。
ちなみに、今回の記事は、日本仏教アソシエーションHPの「仏教ウェブ入門講座」を参考に執筆しました。
※筆者は熱心な仏教徒ではありません
ぶりっこを遠まわしに批判
綺語(きご)
自分のために心にもないおべっかを言うこと。
ブッダに言わせると人間の作る10種類の悪の一つ。
高確率で本人に気づかれることなくぶりっこ批判を繰り出し、かつ小難しい言葉を知っている自分の賢さをアピールできるひと言。
用例)
「あの子マジ綺語だよねー!」
「ホント綺語綺語」
一歩進んだ「さとり」の知識
さとり
実はさとりは52段階もある。
しかも、10段ごとに名前がつけてある。
1~10「十信」初信、二信、三信~十信
11~20「十住」初住、二住、三住~十住
21~30「十行」初行、……(以下同)
31~40「十回向」(回向=えこう)……
41~50「十地」……
51「等覚」ほとんど仏のさとりにひとしい
52「仏覚(ぶっかく)」仏のさとり他にも「無上覚(むじょうかく)」「妙覚(みょうかく)」などなど名前がある。
用例)
「マジ俺さとったわー」
「は? さとった? さとったっていうと、どこの段階のさとり?」
「なに? さとりに段階なんてあるの?」
「さとりの段階も知らないでさとりを自称したのかよ。お前はとんだ凡夫(ぼんぶ=さとりのゼロ段)だな。ちなみに俺は等覚だからな」
不倫を痛烈に批判
邪淫(じゃいん)
自分の結婚相手以外と肉体関係を持つこと。つまりは不倫。
「不倫」というとイマイチいけない感じがしなくなってきたと思いませんか?
そんな人は
「貴様のやっていることは『邪淫』だ。この世でもあの世でも不幸かつ悪なる報いを受けるだろう」
と宣下してやりましょう。
偽善の上位互換
雑毒の善(ぞうどくのぜん)
毒が混じった善のことで、見返りを期待して行う善のこと。仏教的にはアウトらしい。厳しいね。
用例)
次の「旦那」の項を参照してください。
一歩進んだ「旦那」の認識
旦那(だんな)
妻が夫のことを「ダンナ」と呼ぶことが一般化されていますが、他にも使用人が主人を「旦那さま」とよんだり、物乞いが「右や左のダンナさま」という。
なんでそこで「旦那」が立派な人とかお大尽てきな意味を持ってくるかと言うと、もとはといえば「ダーナ(布施)」という仏教の言葉らしい。
ここから、英語では寄付=ドネーションとかいう。
用例)
「ちょっとそこの旦那さま、貧しい子どもたちのために寄付していただけませんか」
「お、君は今、私に『旦那』と声をかけたね?それは私が君からみて裕福かつ、寄付するだけの余裕が心にある人間のようだ、ということだね?」
「えっあっはい」
「よかろう。百万円を寄付しよう。これも世界の子どもたちのためだからな。はっはっはっ」
「これぞ雑毒の善」
「え? なんて?」
以上、明日使えるかっこいい仏教用語5選でした!
本当に明日にでも使える文言ばかりでしたでしょう?
ぜひ活用してすぐさま一目置かれる存在になりましょう!
(筆者:牛乳うまい)